2016年5月20日金曜日

ノウハウを書く

ノウハウを文章で伝えるためには、論理的な文章が求められます。
その論理的な文章を書くことで、読んでいる途中で「何で?」とか、「ん?」という違和感であったりとか、分かりづらくて「えぇ〜」とかとなったりせず、スッと理解できるようになります。
スッと理解できるので、納得でき、書き手を信頼することにつながります。

では、その論理的な文章を書くためにはどうすればいいのか?

それは型を覚えること。
文章には、論理展開の型というものがあります。

こういうことを伝えるには、こういう論理展開で説明していきましょうというものです。

昔、小学校の作文で習った「起承転結」も文章の型の一つです。
「起承転結」は、読者に飽きることなく物語を伝えるための型です。

他にも…
・論拠
・序破急
・事視意
・目理方結
・起承鋪叙結
といった種類があります。
これらの型は、それぞれ特徴があり、伝えるべき内容によって使い分けるのが一般的です。
それぞれについては、自分で調べてくださいね。

ただ、こういう型を身につけると、文章を書くことが楽になります。

例えば、ブログを書く場合、「今日はこの話しをしよう」と思ったときに、「この話しはこういう内容なので、あの型で書こう」と頭の中で決めます。
そしたら、その型の論理展開にそって、まずあれを書いて、次にこれを書いて、最後にこれを書いて…と書くべきコトが決まってくるので、悩むことがないんですね。

ブログを書くときに、パソコンの前でじっと止まってしまう方は、是非、型を身につけましょう。

そして、一回、型にそって文章をかいてみましょう。
あとは新たに記事を書く場合でも、前に書いた記事をコピペして、論理展開のブロックごとに内容を上書きすればいいわけですから、悩む必要はありませんからね。

たぶんですが、ブログの更新で手が止まってしまう人は、何かの専門家なはずなので、書きたいことはあるのに、それをどういう順番で書いたらいいか悩んでしまうのではないでしょうか?

そういう時のために、型なんですよね。

ブログを難なく更新できる人の多くは、頭の中にこの型のバリエーションがいくつもあって、何かブログを書こうと思ったら、その内容に最適な型を引っ張ってきて、必要な要素を埋めていく作業をしているだけなので、苦もなく書けているんだと思います。

是非、この型を身につけるようにしましょう。

2016年4月20日水曜日

書こうと思うから書けないんです

文章は、書こうと思うと構えてしまい、なかなか書けなくなるものです。
なかなか文章が書けないという人の多くは、パソコンに向かってから何を書こうか考えているから。

人は、何かをしなくちゃと考えると、強迫観念に圧迫されて、逆に手が止まってしまいます。
それででも、「何か書かなきゃ…」と考え込み、頑張ろうとして、ますます書くということに対する苦手意識が増幅していくのです。

私は、これがソーシャルメディア疲れの原因のひとつだと思います。

では、どうすればいいのかというと、書くべき内容と書くべきタイミングをヒモ付けして、行動をトリガーにすることをオススメいています。

あなたは、朝起きたら、歯を磨きますよね。
歯を磨くときに、朝起きて、「何をしようかな?」とは考えてはいないと思います。
それって、習慣化による条件反射です。

文章を書くときも、同様に習慣化による条件反射で書くようにすれば、文章がが書けないという悩みはなくなります。

そのためには、先に書くべき内容のパターンを考えます。
実績紹介、啓蒙記事、告知記事、レポート記事…自分が書こうと思うパターンを書き出してください。

そして、どういうことが起こったら、何を書くのかを決めておくのです。

例えば…
・実績紹介→お客さんの結果が出たら書く
・啓蒙記事→お客さんから質問がきたら書く
・告知記事→セミナーの開催が決まったら書く
・レポート記事→セミナーの翌日に書く
といった感じです。

つまり、何かの事象を条件として、それをトリガーに行動を習慣化すればいいのです。
あなたが「朝起きたら(条件)、歯を磨く(行動)」ということは、「朝起きる」という事象がトリガーとなって、「歯を磨く」という行動をとっています。

このように、こうなったら、これを書くと決めて、それを習慣化させると、文章を書くことで悩むことはなくなります。
是非、試してみてください。

2016年3月20日日曜日

1文1義が基本

ブログでも、書籍でも、同じことが言えると思いますが、文章を書くときの基本は、“1文1義”です。
ブログなら1記事、書籍なら1節で伝えるべきことを1つに絞るということ。

この“1文1義”、簡単なようで、意外とできていない人が多いです。

“文”の単位は、メディアによって違いますが、1つのブロックでいろいろ詰め込んでしまおうとすると、内容がどうしても散漫になり、本当に言いたいことがなかなか伝わりません。
長文を書いてしまう人の傾向もここにあります。

人は、文字だけで。理解しながら読み進めるのには限界があります。
それは、脳の仕組み上、読むと言うことと理解するということを並行して行わなければならないため、どうしようもありません。

なので、読んでて長いと感じたら、言いたいことをいくつかに分割することを心がけましょう。

何か大きなコトを伝える場合、“1文1義”を基本に段階的に伝えていくようにしてください。
小さい理解を積み上げなら、大きなコトを伝えていくという発想です。

その大きなコトを伝えようと思ったとき、まず、何を伝えないのかを考えます。
そして、そこに理解を至らすためには、何が分かっていないといけないのかを考えます。
それらを先に“1文1義”で伝えていきながら、最後にその大きなことを伝えるイメージです。
先に理解しておく必要のあることは頭に入っているので、その大きなことも伝えやすくなっているはずです。

つまり、その大きなことというのが、ブログであり、書籍なのです。
そして、“1文1義”で段階的に伝えることが、記事であり、節となります。

ただ、それだけだと文章の集合体で収集がつかないので、テーマごと、段階ごとにくるるようにしてください。
それがブログでいうカテゴリーであり、書籍の章ということです。

こうやって考えると、ブログも、書籍も、書きやすいですよね。
そして、“1文1義”を守っていれば、間違いなく、読者にとっても理解しやすいものになっているはずです。