2017年12月20日水曜日

文章の価値は、誰が、どうやって決めるのか?

文章の場合、その文章は自分が書きたい文章なのか、それとも誰かのために書く文章なのかって意外と重要です。

自分が書きたいだけの文章を書くのであれば、自費出版で出版するべきだと考えます。
ただ、あなたが書いた文章の世界観が共感され、読者に価値を感じてもらえたとするなら、作家としてデビューできる可能性があると言えるでしょう。

逆に、誰かのために文章を書くのであれば、必ず、どういう人に何を受け取って欲しいのかを考え、その上で、分かりやすく、伝わりやすく書くことが重要です。
ただし、目的が他のものになった場合、他に大きな迷惑をかけてしまう可能性があるので、その場合は、そもそも文章を書かないでもらいたいものです。
例えば、お金のために書いたサテライトブログのゴミ記事とか、SEO対策のために書いたコピペ記事やワードサラダ記事…。
今、話題のキュレーションサイトも「一体、誰得なの?」と考えてみたら、わかると思います。

結局、文章というツールは、自分が書きたい文章であれ、誰かのために書く文章であれ、誰かに何かを伝えるためのツールであるということです。
そこの基本的な考え方をナシで考えて、私利私欲にまみれた自分本位な文章を書くと、ああいう事態になるということですね。

では、その文章の価値は、誰が、どうやって決めるのか?

書籍だと、定価があるので、その金額に見合うかどうかで考えがちですが、実は少し違います。
書籍を読む読者が、その本を読むために費やした犠牲はお金だけではありません。
読む時間だったり、読む視力であったり…そういう目に見えない犠牲も含めて、内容と見合うかどうかを推し量っているのです。

つまり、読者の読後感が、その文章の価値ということです。

これは、書籍だと分かりやすいですが、ブログやソーシャルメディアに投稿する文章も同じです。
検索して辿り着いた文章がデタラメだったらムカつきますが、それは見てしまったことに対するムカつきなのではなく、期待してアクセスして、最後まで読むのに使った時間や視力やスクロールするのに使った指を動かす労力など、それらすべてが合わさったムカつきなのです。

なので、文章を書くときは、どういう人に何を受け取って欲しいのかを考えて書くようにしてください。
そして、投稿する前に、この記事を読んだ人は、本当にこちらが意図した感覚をもってくるのかを想像してから、投稿するようにしてくださいね。

2017年11月21日火曜日

誰が書いた文章かが大事

ソーシャルメディアが普及したことで、誰しもが文章を書く機会が増えたことでしょう。
中には、同業者だったりもいるはずです。

同業者がいたとするならば、書かなければならないノウハウは、もしかしたら同じ内容のノウハウかもしれません。

そのノウハウを同じように書いたとするならば、どっちがどっちか分からなくなります。
とくに淡々とした文章を書けば書くほど、文章に人柄を出しづらくなりますので、益々、誰が書いた文章なのかが分からなくなるということです。
もしくは、誰が書いても同じ文章ということですね。

ソーシャルメディアにおいて、そんな文章で発信を続けたとしても、あなたの求心力を高めることはできません。

やはり、求心力を高めるためには、自分らしさが文章に反映しなくてはならないのです。
発信している人は誰なのかが重要な時代になりましたからね。

では、どうやったら自分らしい文章が書けるのかです。

伝えたいことがあったとしたら、その伝えたいものの価値は一緒です。
大事なのは、書き手ならではの情緒。
その情緒で、文章の価値が大きく変わります。

情緒を表現するのに重要になってくるのが、自分らしさということです。

自分らしさとは何かというと、あなたしか持っていないこと。
夢や目標、想い、こだわり、好き嫌い、趣味嗜好、経験、実績…などです。
そういうことを文章に織り交ぜて、文章を書いてみてください。

例えば、例え話を自分の趣味に例えてみる感じ。

そういう人が、このことについて書くから価値があると思わせると言うことです。
是非、あなたにしか書けない文章を挑戦してみてくださいね。


2017年10月17日火曜日

階層構造を意識する

最近、コンテンツマーケティングだの、コンテンツSEOだのという言葉を良く聞きます。
ようはコンテンツで勝負していこうって話しです。

コンテンツで勝負ということは、それなりのコンテンツでなくてはならないということです。
長さも、深さや濃さも…。

実際、今までのブログであれば、1記事600〜800文字ぐらいで、1記事1義と言われておりましたが、それだと検索結果になかなか上位表示されなくなった間隔があります。
今だと、上位表示されているブログ記事を見る限り、1記事に最低でも1000文字以上はマストですかね。

1000文字の文章を書くとなるとなかなか大変です。
今までのように1記事1義で、言いたいことを書くだけ書いて終了という訳にはいきません。
しかも、1000文字の文章を一気に読ませるには、それなりの文章力といいますか、展開力が必要となりますからね。

そこで意識してもらいたいのが改装構造です。

文章を一気に1000文字を書くのではなく、記事タイトルの他に、大見出し、中見出し、小見出し、本文という階層をつくり作りましょうということです。
この階層を遣った文章を書く場合、求められるのは俯瞰した視点です。
今までのような伝えたいことを一気に伝える一本調子の記事ではなく、俯瞰して階層構造を取り入れることにより、立体的に伝えることができ、厚みのある文章を書くことができるようになります。

階層構造を作る場合には、全編通して、どの階層をどういう位置づけで使うのか、どの階層で何を伝えるのかを事前に決めておく必要があります。
もしくは、言いたいことをグルーピングして、つなげていく方法もあります。この方法の場合、加筆も楽にすることができますね。

階層を作る場合、たんに階層構造にすればいいのではなく、各階層感での整合性も取っていかなければなりません。
各階層感での整合性というのは、大見出し、中見出し、小見出しで文体を合わせるというものです。
ここをしっかりやらないと、階層のルールが不明瞭になり、だんだんなぁなぁになって、最終的にはグダグダな文章になってしまいましので、ルール化は最初にしておくことをオススメいたします。

記事の階層構造ができたら、ブログタイトルをトップにして、カテゴリー、記事タイトルも階層に加え、壮大な階層構造を意識していくようにしましょう。
それがあなたのノウハウの体系化ということになり、そこまで意識してできるようになったら、出版もそれほど難しくなくできるようになると思います。

2017年9月19日火曜日

人の話しは聞かない

よく、お客様の気持ちを知りたかったら、お客様に聞きましょう!という話しがあります。

しかし、これって本当に効果はあるのでしょうか?

もしかしたら、リアルの商売であれば効果はあるのかもしれませんが、ネットのビジネスの場合ほとんど役に立たないと考えます。
ネットでの集客の場合、検索エンジンからのアクセス誘導が主体となりますよね。
というか、検索エンジンからのアクセス誘導を主体としないと、集客が大変なばかりです。

そして、検索エンジンからのアクセス誘導を主体とする場合、大切なことはキーワードです。

このキーワードから悩みや欲求が見えてこなければ、いくらアクセス誘導をしたところで、集客にはつながりません。

では、話しを戻しますが、果たしてお客様に悩みや欲求を聞いたら、本当に正しい答えが返ってくるでしょうか?

私は、返ってこないと思います。
なぜなら、本当の悩みや欲求を誰かに伝えるのは恥ずかしいから…。

結果、聞かれたし、本当は悩みや欲求はないけど、答えておこうか…という感じで答えたものに振り回されるのです。

そう、本当の悩みや欲求と聞かれたから答える悩みや欲求には乖離があるということです。

もちろん、本音を探ることができるのかもしれませんが、それは質問の仕方次第といったところではないでしょうか?
よほどの質問力がなければ、無理だと思いますね。

ヘンに聞いて振り回されるぐらいなら、人には聞かず、アクセス解析の検索キーワードでも徹底的に研究しておいた方が、よっぽど勉強になりますよ。

2017年8月23日水曜日

文章力向上トレーニング

よく、どうやったら文章力があがりますか?
という質問をいただきます。

文章力を向上させようと思ったら、とにかく書くしかありません。
書いて、書いて、書いて、書いて、とにかく書いて、自分の文章のスタイルをとにかく体にしみこませましょう。

ただ、だからといって、いくら日記を書いても文章力は向上しません。

理由は簡単です。
ただ勝手に書いているだけだから…。

文章は何のために書くかというと、誰かに何かを伝えるため。
ということは、誰かに何かが伝わらなければ意味が無いということです。

しかし、日記は自分の心情を綴るもの。
誰にも何も伝えません。
ただただ自分の思ったことを、思った通りに書くだけです。

これを繰り返しても、ヘンな文章のスタイルがしみこむ恐れはありますが、文章力向上にはつながらないのです。

オススメなのは、やはりブログです。
最初は反応が得られやすく、短文でもOKなFacebookから始めてもいいかもしれません。

とにかく、投稿ごとに“誰に”“何を”伝えるのかを、自分の中で宣言して書いてみましょう。
“誰に”はできるだけ個人を特定した方がいいでしょう。
その人に“何を”伝えるためにどうすれば伝わるかを想像しながら書いてみてください。

それだけで、文章の論理展開が変わってきます。

そして、投稿する前には、必ず、音読をして文章を推敲します。
音読のコツは、句読点の大袈裟に取り、少し早口で読むことです。

あとは、コメントでの反応を見て、文章を修正していきます。
その反応を意識して、次の文章を投稿してください。

徐々に文章量を増やしていきながら、Facebookからブログに移行していきましょう。
移行の目安としては、1000文字です。
あとは投稿頻度を上げながら、ブラッシュアップしていけば、どんどん文章力が向上していくはずです。

2017年7月20日木曜日

感覚を言語化するクセをつけよう

よくテレビを見ていると、食レポをする芸人さんを見かけます。
食レポが上手な芸人さんもいれば、下手くそな芸人さんもいらっしゃいます。

この食レポ、やってみると分かりますが、非常に難しいです。

「美味しい」という感情を、「美味しい」という単語を使わずに視聴者に伝えなければなりません。
中には、表情や口調で伝える芸人さんもいらっしゃいますが、そんなのは邪道です。
やはり、しっかりと言語で伝えるべきだと、私は考えます。

よくワイン評論家がワインの味を表現する時の感覚。
『神の雫』というマンガをご存じの人は、何となく分かるのではないでしょうか?

で、これって、別に食レポが上手になれるようになろうというわけではありません。
味覚のような感覚を言語化できるようになりましょうという話しです。

料理が食べたときの味覚を言語化…
音楽を聴いたときの聴覚を言語化…
絵画を観たときの視覚を言語化…
アロマを嗅いだときの嗅覚を言語化…
ビーズクッションに座ったときの触覚を言語化…

自分の感覚を言語化できるようになると、俄然、表現力の幅が広がりますからね。
そしたら今度は、自分の感情や心境を言語化してみましょう。

単に嬉しいではなくて…
単に頭にきたではなくて…
単に寂しいではなくて…
単に楽しいではなくて…

そうすると、自分の感情を単に感じるのではなく、もっと客観的に感じることができ、それを言語化することで、発言できるようになります。
しかも、その発言はどんどん説明上手になっていくでしょう。

結果、理路整然と説明できるだけの語彙力と表現力が身につきます。
当然ですが、文章に落とし込むと文章力も飛躍的に向上するはずです。

何となくではなく、何でなのかをしっかりと考えるということ。
是非、やってみてください。

2017年7月18日火曜日

文章を人に何かを伝えるためのツールと考える

文章は人に何かを伝えるためのツールです。
何かを伝えるということは、求められるのは表現力ですよね。

でも、それを難しく考える人が非常に多く、文章を書くことに苦手意識を持っています。
だから、一度、原点回帰をしてみましょう。

そもそも文章は、人に何かを伝えるためのツールなんですよ。

もし、あなたが、いきなり知らない国に渡航したとして、そこで何かを伝えなければならなかったらどうします?
しかも、そこで何かを伝えなければ、お腹が空いて餓死してしまうとしたら…。

あなたの言葉が通じなければ、身振り手振りで自分の状況や状態を相手に伝えて、理解してもらう工夫をするはずです。
その身振り手振りも人に何かを伝えるためのツールですよ。

では、その渡航した国が英語圏だったらどうします?
知っている単語を駆使して、片言の英語で何とか伝えようとしますよね。

今度は、青森の奥地だったらどうでしょう?
そこにいるのは津軽弁を話す老婆だったら…。

きっと、あなたは一生懸命に説明し、一生懸命に聞き取ろうとすることでしょう。

これが視覚障害者だったら、言葉だけでイメージできるように伝えようとしますよね。
そして、聴覚障害者だったら、間違いなく筆談をするはずです。

つまり、大事なことは、相手に伝えたいという気持ちです。
これは文章でも一緒。

文章力というのは、スマートに相手に伝えるための方法でしかありません。
でも、それよりも、もっと大切なことが、相手に伝えたいという気持ちなのです。

この気持ちがあれば、文章力が稚拙でも、相手にしっかりと伝わるでしょうし、この気持ちがなければ、いくら素晴らしい文章だったとしても、相手の心には何も響かないでしょう。

なので、相手に伝えたいという気持ちを文章というツールに乗せるイメージです。
視覚障害者にも伝わるぐらい丁寧に、そして、聴覚障害者に伝わるような文字で表現してみてください。

そうすれば、文章力なんかなくったって、しっかりと伝わる文章になっているはずです。

文章は人に何かを伝えるためのツールでしかないことを再確認した上で、相手に伝えたいという気持ちの重要性を考えてみてください。
文章を書くのなら、何のために文章を書くのかという本来の目的を理解しておかなければ、何時まで経っても小手先の文章力を上げることに躍起になってしまいますからね。
それでは何時まで経っても本当の文章力はつきませんよ。

2017年5月17日水曜日

コンテンツは少し盛った方がいい

書籍にせよ、ブログにせよ、コンテンツを発信する場合には、少し盛った方がいいです。
「こんなに便利なんだよ」「こんなに凄いんだよ」「こんなに素晴らしいんだよ」…と、言った感じに。

それぞれが配信するコンテンツは、それを読む者から時にはお金を、時には時間を奪っています。
読者から奪う者がある以上、何かお得感がなくては読者の読後感があまりいいものではなくなってしまいます。

結果、その人のコンテンツは読まれなくなるという…。

だからこそ、この盛るということをしなくてはならないのですが、日本人は非常に苦手のようです。
奥ゆかしさが美徳という文化的な側面があるのかもしれません。

でも、実は、この盛るということをした方がいい理由は、他にもあるのです。

コンテンツを発信して、何かを伝えようとしたとき、淡々とした解説のようなコンテンツになることが多くありませんか?

何かを解説しようと思うと、つい目の前にあることをどう伝えるかばかりに気がいってしまって、読者不在の自分本位なコンテンツになることが非常に多くなります。
一生懸命に伝えているつもりでも、伝わらない…。

理由は簡単。

淡々とした解説というのは、よほど困っていない限り、読みたいと思いません。
そもそも、淡々とした解説は面白くないですからね。

で、そこで必要なのが、この盛るということ。

同じ解説をするのでも、端に解説をするのではなく、それをした結果、「こんなに便利なんだよ」「こんなに凄いんだよ」「こんなに素晴らしいんだよ」…となっていると、自然と読者に向いたコンテンツになっていきます。
読者に伝えるべきは、解説ではなく、その結果。
そして、その結果を伝えるための、解説。
そう考えると、どうやって読者にこの魅力を伝えようかを考えるようになり、その淡々とした解説に命が吹き込まれます。

すると、読んでいる方もワクワクしながら読むことができますし、それを読んだ結果、得られるものがあるような気になるわけですから、読後感も満足してもらい、また読んでもらえるようになるということです。

実際、いろいろな書籍を編集してきて思うのは、奥ゆかしい人の原稿ほど淡々としていて面白くない。
読んでいても、やりたいと思わないんですね。
逆に、情報起業家さんの原稿は日本語としての出来はさておき、何だか読んでいてワクワクするんですね。
早くやりたくなるんです。

この違いを考えた時に、もっと盛るということを意識することで面白いコンテンツになる人って、意外に多いんじゃないかなぁ〜と思った次第です。

ただ、盛りすぎると、逆に不快感を与えますし、発信者への不信感が芽生えかねないので、注意しましょう。
何事も適度が大事ということで。

2017年4月19日水曜日

第三者の情報を扱う場合の注意点

多くの人がブログなどのソーシャルメディアで情報発信をしている昨今、参考になる情報もありますし、皆さんに紹介したい情報もあります。
しかし、ほぼ全ての情報には発信者の著作権という権利で守られており、第三者が無闇に扱うことはできません。

ただし、著作権で守られているのは、文芸、学術、芸術、音楽などで表現されているものを差します。
アイデアや手法は、この限りではありません。

まぁ、著作権に関する法律では、いろいろ細かく定められておりますが、基本的に自分の頭で考えて、それを表現する限りは基本的には問題ないと思って構いません。
気になる人は、こちらのサイトをご一読ください。

公益社団法人著作権情報センター
http://www.cric.or.jp/

ただ、悪意はなくても、問題になることがたまにあります。
それが、参考にしてしまった場合と紹介してしまった場合です。

前者の参考にしてしまった場合というのは、あくまでも参考にしただけで、自分の言葉に置き換えて表現されているのであれば、それは著作権外の話しとなります。
ただ、私も実際にありますが、自分しか言っていないノウハウを自分のセミナーに参加した人があたかも自分で考えたノウハウかのようにブログに書かれている場合があります。
これは、法律上、著作権外の話しとなってしまうため、咎めることはできません。
しかし、心情的には決して気持ちのいいものではありません。
このあたりは、それぞれのモラルの問題ということになりますが、「〜と、●●はおっしゃってました。」とか、「●●さんによれば、〜ということみたいです。」のような情報の発信者を紹介しておいてもらいたいものです。
しかも、同じセミナーに参加した人が、その投稿を見かけたら、間違いなく、「こいつ、パクったなぁ〜」と思われますし、その発信者の耳にも入りますからね。

次に後者の紹介してしまった場合というのは、その原文を自分のメディアに掲載したりすることを意味します。
発信者に断りもなく、勝手に発信者の文章を転載することは、著作権に引っ掛かります。
基本的には、発信者の許可を得るようにしてください。
ただし、『引用』という扱いであれば、許可を取らなくてもよいとされております。
では、その『引用』という扱いというのは、どういうことなのかというと、自分が発信する情報にどうしても必要な第三者の情報を取り込むことをいいます。
ただし、『引用』をする場合は、人の著作物を扱うわけですから、以下のような厳重なルールを厳守しなければなりません。

・カギ括弧や囲み、下線などを用いて、引用部分を明確にする(明瞭区分性)
・引用する必然性があり、主従関係を明確にした上で、必要最低限の引用にとどめる(主従関係)
・原文を改ざんすることなく掲載する(同一性保持)
・著作権者名、題名、出所などを明示する(出典元の明示)

著作権とは別ですが、肖像権の扱いも注意しましょう。
肖像権というのは、写真などに映り込んでいる情報から個人を特定できる場合は、その人の許可を取らなければならないというもとです。
ソーシャルメディアの普及により、街中で気軽に写真を撮影して投稿されている人も多いですが、そのバックで映り込んでいる人が特定できる場合、見つかったら訴えられる場合もあるということです。

いずれにしても、これら第三者の情報を扱う場合は、法律云々も大事ではありますが、それよりも、自分の情報を同じように扱われた場合、どう感じるかを考えるようにしてください。
もちろん、違法行為には注意しましょう。

2017年3月21日火曜日

タイトルや見出しの付け方

タイトルや見出しの付け方ですが、実は、タイトルと見出しで違います。
と、いいますのも、タイトルと見出しては意味合いが違うからです。

タイトルは、外からアクセスを呼び込むためのもの。
検索結果であれ、Facebookからであれ、書店であれです。

一方、見出しは、アクセスしたユーザーが読むかどうかを決めるか、どこを読むか決めるかなどに役立てるもの。

まずは、この違いを理解してください。
そして、タイトルと見出しの意味合いが違うわけですから、もちろん付け方も違ってきます。

本当であれば、書籍のタイトルを見てタイトルを考え、目次を見て見出しを考えるといいのですが、それはあくまでも書籍での話し。
ブログなどのタイトルや見出しを考える場合は、それだけではなく、しっかりと読者に認知されるように検索結果での上位表示を意識しなければなりませんし、読者の行動を誘発するために感情を揺さぶらなければなりません。

せっかくなので、ここで書籍とブログの違いを書いておきます。
参考にするのであれば、同じ階層の言い回しを参考にするようにしてください。

書籍タイトル
 └章タイトル
  └節タイトル
   └見出し

ブログタイトル
 └カテゴリー
  └記事タイトル
   └見出し


それだけではなく、私がいつでもお伝えしているタイトルや見出しの付け方をお教えします。

タイトルは、外からアクセスを呼び込むためのものなわけですから、これを読むとどうなれるかといった効果が伝わらなければなりません。
見出しは、読むかどうかを決めるか、どこを読むか決めるかなどに役立てるものなわけですから、ここには何が書かれているのかが書かれていなければなりません。

ただし、それを淡々と書いても読む気にはなりませんので、キャッチコピーのように書くようにしてください。
キャッチコピーのようにというと小難しく考えてしまう人もいますので、反応されやすい言い回しを紹介します。
例えば、「どうやって、」「なぜ、絶対に~」「本気で~」「早く~」「すぐに~」「オススメ」「人気」「比較」「ランキング」「口コミ」「レビュー」「~の方法」「~のやり方」「~したい」「~できない」「~ってなに?」「~教えて?」などです。

もし、検索結果からのアクセスを考えるのであれば、そこにさらにキーワードを二語、三語と盛り込めたら完璧です。

2017年2月20日月曜日

書いた文章の推敲

書いた文章は、必ず、チェックをするようにしてください。
あなたが、どんなに凄い書き手であったとしても、必ず、推敲はするようにしてください。

推敲でチェックするのは、基本的には部分です。

・文章の言い回し
・句読点の位置
・誤字脱字
・表記統一
など

推敲をする場合、オススメなのが音読です。
少し早口で音読をし、句読点では多めに間をとるようにしてください。

学生時代に国語の授業で音読をしたとき、やたらと感情移入をして読む子がいたと思いますが、そういうイメージです。
それを少し早口にすることで、ヘンな言い回しで引っ掛かります。
そして、句読点を多めに間を取ることで、句読点の位置の違和感を解消することができます。

これをできたら、文章を書いた翌日とか、少し時間を空けて行うようにしてください。
文章を書いている時には、いろいろなフレーズが頭に浮かんでいると思いますし、書いた文章を何度も読み返しているはずなので目が慣れてしまっており、新たな気持ちでチェックすることができないのです。
とくに誤字脱字のチェックを行う場合は、一回、リフレッシュした方が見つけやすいので、とくに時間を空けることをオススメいたします。

あとは、表記統一ですね。
表記統一というのは、「サーバ」と「サーバー」を混在させてしまったり、「行う」や「行なう」といった送り仮名が違ったりすることを意味します。表記のゆれとも言いますが…。
これらは、どちらでも構いませんが、どちらからに統一しておいた方が読みやすいですね。
表記統一のチェックは、Wordの機能でもありますので、目でチェックするよりも、Wordの機能を使って、機械的にチェックした方が効率的だと思います。
Wordでチェックする場合、リボンのタグで「校閲」をクリックして、「表記ゆれチェック」をクリックするだけです。

あとは、ブログなどで公開したら、開く度に読むクセ、違和感があったら後回しにはせずにスグに直すクセを付けましょう。

2017年1月17日火曜日

出版を目指すなら、ブログはやっておこう

私は、出版したい人のお手伝いをするのが仕事です。
なので、多くの著者さんの執筆に立ち会います。

そんな中で、自ら出版したいといっておきながら、おもしろい事態に遭遇します。

そのひとつが、「これ以上、書くことがありません」という事態。
これは、書くネタが枯渇したパターンと簡単に説明してしまい文字数が足りないパターンがあります。

書籍というのはだいたい6章から8章立て、そして、一冊10万文字ぐらいというのは、既刊の書籍を読んでいれば、分かることなのに…。

なので、私は、必ず、出版したいと相談してくる人にはブログをやるように薦めています。
ブログをすることで、自分が出版したいと思っていることの棚卸しや新たなネタ出しに有効だからです。
だいたい書籍の1章あたり6〜10節ありますので、章をカテゴリーに見立てて、各カテゴリーに6〜10記事以上投稿されてなければ、出版は難しいということになります。

ただ、自分で思ったことを思い通りに書けるのがブログのいいところでもあります。
でもそうやって好き勝手かいていると、簡単に説明してしまうクセがついてしまうんですね。
そうすると、文章を膨らませるということができなくなってしまうんです。
なので、ただ書くのではなく、自分なりに1記事何文字以上で書くと決めるといいですね。
だいたい書籍の1ページが600〜800文字なので、だいたい1節1200〜3200文字ということになります。
つまり、1記事1200〜3200文字ぐらいで書かなければ、出版は難しいということになります。

ということで、出版を目指すのであれば、出版したいテーマのブログを開設し、そのブログに6〜10のカテゴリーを作り、各カテゴリーに1200〜3200文字ぐらいの記事が6〜10記事以上投稿されている必要があるということです。

出版したい内容をブログにしたら、本が売れないと思われる方も多いですが、そんなことは一切ありませんので、気にせず、ブログを開設してください。

実際に執筆にたちあっていると、出版を意識してブログをやっていたかどうかが、これほどまでに大きく影響するのかと思えるほど違います。
これは、たんに自分の思ったようにブログを運営していたのでは意味がないということです。
運営するのであれば、しっかりと出版を見据えて、多少、自分に厳しいぐらいのルールを決めて、読者の顔を思い浮かべながら運営してくださいね。