2016年10月20日木曜日

タイトルは読者との約束

ブログでも、書籍でも、必ず、タイトルがあります。
このタイトルは、何かと言えば、読者との約束なんです。

読者は、必ず、タイトルを見て読むかどうか決めます。
そのタイトルに書かれた内容を知りたいとか、そのタイトルに書かれた到達点に立ちたいとか…。

これは、ブログでも、書籍でも一緒です。

ブログなら、何か検索した検索結果に表示されているブログタイトルや記事タイトルを見て、クリックするかどうかを決めます。
書籍であれば、カバーのタイトルを見て買うかどうか決めますからね。

ということは、ブログでも、書籍でも、タイトルに書かれた内容が中に書かれてなければ詐欺みたいなようなものです。
Amazonのレビューで荒れているほとんどの本が、釣り広告のようなタイトルになっていて、その内容がしっかりと書かれていないというものばかり。

とくに書籍の場合は、お金を支払って手にする訳ですから、ブログのような無料のメディアとは怒りの度合いが違います。
その怒りの捌け口になっているのが、Amazonのレビューということです。

まぁ、読者の気持ちになって考えれば当たり前ですね。

そのタイトルに書かれた内容を知りたいとか、そのタイトルに書かれた到達点に立ちたいとか思って読んでみたのに、そのことについての肝心なコトが書かれておらず、“続きはこちら”で高額なバックエンド商材を売り込まれたら、たまったもんではありませんから。
そりゃ、読者が怒るのも無理はありません。

タイトルは、あなたのコンテンツを読むかどうかの入口です。
そのタイトルで、読むかどうか決めるわけですから、そのタイトルに書かれたことは、中にしっかりと書いてなければ、読者の怒りを買うのは当たり前です。

そういう意味で、タイトルは読者との約束であるということは、覚えておいてください。

もし、その先でバックエンド商品の販売につなげたいのであれば、まずはタイトルに書いたことを中に書いて、“さらに上を目指すならこちら”と誘導するべきです。

例えば、月30万円稼ぐためのコンテンツを売りたいのなら、月10万円稼ぐ方法を書いて、「もっと稼ぎたい人はこんなコンテンツもありますよ」と誘導するということになります。
タイトルの月10万円稼ぐ方法しか約束している訳ではないので、その内容が書かれていれば文句を言われることはありません。
その上で、さらに稼ぎたいと思えば、「もっと稼ぎたい人はこんなコンテンツもありますよ」という部分をクリックするし、そうでなければクリックしないわけです。
つまり、読者の選択によってクリックするするかどうかを決めるわけですから、そこに不快感はないということになります。

ブログでも、書籍でも、タイトルを決める場合、それが読者との約束になるということを踏まえて考え、その上で、そこから読者の選択によって誘導する方法を考えるようにしてくださいね。

2016年9月22日木曜日

私には書けることがありません…

私は、出版実現セミナーという、出版したい人に出版する方法をお伝えするセミナーを開催しております。
主に出版したい人が参加されるわけですが、たまに「出版はしたいのですが、私には書けることがありません…」という方が参加されます。

個人的には、「じゃあ、出版しなきゃいいんじゃないですか?」って言いたいところですが、そういう訳にはいきません(笑)

では、自分で「私には書けることがありません…」と思っている人は、本当に書けることはないのでしょうか?

私はそうは思いません。
人は、30年も生きていたら、誰でも一冊ぐらいは出版できると思います。

だって、30年生きていることがすでに価値ですからね。

30年も生きていて、何も自慢できることがない人、誰かに教えられることがない人、誰かに頼られることがない人って、寂しいじゃありませんか!

逆に言えば、自慢できることがある、教えられることがある、頼られることがあるということは、それを出版すればいいという話しです。

問題は、そのことを切り出して、コンテンツ化することができないというだけですね。

では、どうやって切り出すのか?

まずは、自分が自慢できること、教えられること、頼られることを書き出す。
当然、そのことで自分より凄い人はいっぱいいると思うかもしれませんが、そんなことは関係ありません。
ターゲットを、自分が自慢できる人、教えられる人、頼られる人にすればいいわけですから。
ようは、自分より下の人に自分の自慢できること、教えられること、頼られることを伝えるということです。
自分より凄い人が、そこをターゲットにしてコンテンツを発信してないのであれば、そこに市場があり、発信する価値があるということです。
つまり、レベルで階層化して自分より下の階層に発信するということ。

もうひとつの方法は、ジャンルを分ける方法。
自分がナンバーワンになれるジャンルを探すんです。
例えば、アフィリエイトで言えば、アフィリエイトで一番稼いでいるという人は、ひとりしかいません。
でも、世の中には、いろいろな人が書いたたくさんのアフィリエイト本が刊行されております。
なぜかといえば、それぞれ自分がナンバーワンになれるジャンルで本を出しているから…。
アフィリエイトだとナンバーワンはひとりですが、ブログアフィリエイト、メルマガアフィリエイト、サイトアフィリエイト、PPCアフィリエイト…とジャンルで切ってしまえば、それぞれにナンバーワンは存在するわけです。
あなたがやっていることも細分化することで、ナンバーワンになれるジャンルを見つけることができれば、そこに市場があり、発信する価値があるということです。
つまり、ジャンルで細分化して自分がナンバーワンになれるジャンルで発信するということ。

さらに、この階層化と細分化を掛け合わせることで、あなたはさらにオンリーワンになることができます。
ということは、誰でも、自分がオンリーワンになれる場所で旗を立てて、その優位性を発信し、それを求める人を集めることができれば、「私には書けることがありません…」なんてことにはならないということです。

2016年8月23日火曜日

あなたが目指すのはジャーナリスト?それとも評論家?

ソーシャルメディアの普及により、誰でもメディアを持って、情報を発信できる時代が来ました。
もはや、あなたは、あなたの運営するメディアの編集長ということです。

ただ、日々、流れてくる情報を見ていて、思うことがあります。

それが、あなたが目指すのはジャーナリスト?それとも評論家? ということ。

何がいいたいのかというと、自分の身の回りに起こった一次情報を中心に情報発信をしている人と、二次情報を中心に情報発信をしている人がいるということです。

一次情報とは、自分が実際に目で見て、体験した情報のこと。
二次情報とは、自分が別の情報源から見聞きした情報のこと。

一次情報を扱うのはジャーナリスト、二次情報を扱うのは評論家です(厳密には違うのですが…)。

ソーシャルメディアは、いうなれば、ただのツール。
運営するそれぞれが自由に活用しても構わないので、ジャーナリストだろうと、評論家だろうと関係ありません。

ただ、もしあなたがソーシャルメディアを活用して、ビジネスを加速しようと思っているのであれば、ジャーナリストを目指してください。

専門家が専門家として、専門家にしか発信できない情報を発信するからこそ、専門家としてブランディングができるのです。

誰かの受け売りの情報やニュースなどへの批判、論評を発信したところで、専門家には見えませんからね。
そもそも、その情報源がソーシャルメディアだった場合、その情報の信憑性も疑わしい場合もありますよ。

もちろん、あなたの視点が秀逸で、面白おかしくぶった斬るだけのセンスをお持ちなら、それで講演や執筆、出演などのオファーはあるかもしれませんが、たぶん、本業のビジネスにはつながりません。
(本業が評論家、コメンテーター、講演家などの場合はこの限りではありません)

せっかく、メディアを自由に運営できる時代になったのですから、あなたにしか発信できない情報を発信しなければ、面白くないと思いませんか?

だから、私は基本的に一次情報しか投稿しないと決めています。
世の中のニュースに言いたいことはたくさんありますが、それは新橋の酔っ払いのおじさんたち同様に呑みの席での肴にしています。
他にも、政治と宗教、家族のことは投稿しません。

こういう風に、メディアの運営ポリシーを事前に決めて、投稿するべきことと投稿しないことは、先に決めておくと、ブレずにメディアを運営することがあります。

メディアを運営するということは、まずはメディアであるということを自覚すること、その上で、運営ポリシーを決めて、読者を明確にし、その読者にとって価値あるコンテンツを投稿するようにしてください。
自分が好き勝手書いたり、言いたい放題書くために運営するのは、非常にもったいないですよ。